あるとき、ジゃナーリズム系のサイトである動画をみました。
現在の世界の動き、大きな力をもった人の発言、戦争などが、
音楽と共に画面に現れてきます。
権力をもった人の世界を悪くしていくような発言、戦争、
ネガティブで希望を失うような世界の映像なのに、
映画の穏やかなエンディングのような音楽が流れていました。
遠いところからみたことのように。
僕は、それを現実を直視することを避けた表現とは
受け取りませんでした。
それは、宇宙のなかのちっぽけな人間世界の位置づけであり、
同時にその世界のなかで歩んでいくための距離のとりかたの
表現であるように思えました。
エピローグは物語の終結部です。
社会でおこることを全てと考え、
それが満たされないために絶望してしまうのではなく、
この世界を一つのエピローグとしてとらえてみたとき、
現実に折れない歩みが僕たちに生まれるのではないかと
思っています。